きのこが好きになった訳

初めまして、と誰もいない空間に挨拶するのは、少し難しい。しかし、兎にも角にも初めましてなのだ。初めて、こうしてブログを始めたのである。

 

北大キノコ同好会、というサークルのようなものを作ってみた。嬉しいことに、作ってから数時間で入りたいという人から連絡を貰えた。昨年から作ろうか迷っていたので、作ってみて良かったと思っている(まだ活動は何もしていないけれど)。

 

何故キノコ好きになったのか、と友人にはよく聞かれる。はっきりと興味を持ったのは高校時代だ。生物の授業では5界説というものを習うが、具体的に学ぶのは動物と植物と細菌のことばかりであった。動物界と植物界と同列のように書いてある菌界のことは全く勉強せず、そこに違和感を覚えて自分で調べていたらどんどん好きになってしまった。

 

キノコ、というよりも菌類の魅力というのはその「よくわからない」部分の多さにある。図鑑に載る種数はどんどん増えるし、図鑑の記述も「不明」だらけだ。どこにどのキノコが生える、という情報もあまりない。研究者も動物や植物と比べたらとても少ない。

 

ただ、キノコの何が好きなのかいまだに自分は分かっていない。形も好きだし見つけるのも関連本を読むのも食べるのも好きだ。キノコ関係のものを見るとドキドキする、でもなぜドキドキするのかはわからないのである。

 

虫好きの友人は「自分が虫好きになったんじゃない、気づいたら周りが虫好きじゃなくなっていたんだ」と言っていた。自分もこれに近いかもしれない。周りが自分の思うよりキノコ好きでなかったのだ、と。

 

サークルのブログとしてはもっとキャッチーな文章にすべきだったのかもしれない。これからは「○○をしてみた」系の記事を書いていこうと思うので、もっと写真ばかりになると思われる。これからも、何卒よろしくお願いします。

 


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一昨年見つけたヒトヨタケ科の幼菌